■ 先天性内反足 ■


どんな病気なの?   先天性内反足とは、生まれつき『内反・内転・尖足』があり
               足首より先が内側に捻じれるように変形している足のことです。
               
               足の骨の配列異常により発症するもので、生後すぐに診断可能です。


原因は?         内反足のハッキリとした原因は不明です。
  

治療法は?       骨の配置を矯正するマッサージをした後ギプス固定します。
               
               マッサージ+ギプス固定により『内反・内転』が矯正されます。
               ギプスは毎週交換があり、足に負担がかからないようにしていました。
               先生のマッサージが気持ちいいのかコタは毎回泣くこともなくウットリ♪
               ギプス巻きの時も、一度も泣くことなくおとなしくしていたので
               先生や看護師さんにいつも褒められていました(^▽^)

               ギプス固定によりほぼ正常に矯正された足を正常に保持し
               再発しないようにデニスブラウン装具で引き続き矯正します。
               
               デニスブラウン装具はオーダーメイド(?)で一人一人の足に
               合わせて作ります。靴の色は何種類もの中から選べます。
               洋服に合わせやすいようにと、コタは紺色の装具でした。
               ちなみに、コタのファーストシューズはデニスブラウン装具です(笑)

               デニスブラウン装具は左右の足の角度と幅を固定するための
               バーがついているので、足が動かしにくいようで年齢が大きくなるにつれ
               装着を嫌がって脱ごうとするようになってしまいました。
               夜間のみの装着になって、日中足を自由に動かせることを
               覚えると、ますます装着を嫌がり寝不足にまでなってしまいました。
               先生に相談して、寝不足回避のため(?)デニスブラウン装具をやめ
               短下肢装具へ変更になりました。
               
               これも色が選べたのですが、格好いいブラックにしました♪
               でも、夜間装着だから人には見せないのよね…(^▽^;)
               短下肢装具になってから、よく寝てくれるようになりました。

               ギプスや装具による矯正でも『尖足』は矯正できないので
               ほとんどの確率でアキレス腱延長術(後方解離術)が必要になります。
               手術を最小限にするためにも、初期の矯正(ギプス固定や装具装着)
               が重要になってきます。
               コタの足は変形がきつかったのですが、とてもいい先生に巡り合えて
               正しい矯正をしていただけたので、今の所経過は順調です。
               ただ、左足の程度が悪かったため、若干アキレス腱の伸びが弱いので
               立って歩くようになってから様子を見て、左足だけ手術が必要に
               なるかもしれません。