どんな病気なの? 点頭てんかんとも呼ばれる、難治性てんかんの一つで
一般的に生後〜1歳までに発症すると言われています。
コタは1歳1ヶ月で発症しました。主治医の先生も、何故この
時期に 発症したのか首をかしげていらっしゃいました。
脳の発達も未熟で、月齢は1歳を過ぎていたけど脳としては
まだ1歳以下の状態だったのかな…とこたままは考えています。
発作の形態としては、頭をカクンと前屈させるような動きをします。
これを数秒毎に繰り返し、数分続きます。(シリーズ発作)
意識はあるので、発作中に泣いたりすることが多いです。
所見は脳波に特徴的な波形(ヒプスアリスミア)があることで
発達の遅れや退行を伴うことが多く、予後も悪いのが特徴です。
潜因性(検査しても原因がわからない)と症候性(脳の器質的な
障害が原因)に分類され、潜因性の方が治療に対する反応がよく
予後も良いとされています。
コタは生まれつきの発達遅滞はあるものの、てんかんの原因は
不明です。根本にある病気のまだハッキリわかっていないので
潜因性か症候性かもわかっていません。
また、ウエスト症候群は後にレノックス症候群に移行することが
多いのも特徴です。
治療法は? 一般的には、まず投薬(抗てんかん薬)で様子を見ます。
薬の種類は国や病院や医師の方針により違いますが
デパケンやビタミンB6が一般的です。
それでも発作が抑制されない場合は、ACTH法(副腎皮質
刺激ホルモン投与)を適用します。
効果は大きいものの、副作用も大きいのが特徴で
コタがACTHをする事になり、主治医に聞いたのは
ACTHで発作が抑制される確率は80%程度で
そのうち再発しないのはさらに50%(全体の40%)との事です。
他に、原因によっては外科的手術(脳梁離断など)をする場合も
あります。
コタはACTHで発作が抑制されてから、今の所再発は
ありません。抗てんかん薬の服用は今も続けていて
常に再発の危険と隣り合わせです。
コタの場合、発症前から発達遅滞があったので、発作が
抑制されても発達が進むことはありませんでした…(泣)
あとはこのままてんかんの再発がない事を祈るばかりです。
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